浦島の子

劇団 : coconkukanunity
公演期間 : 2018/01/30(火)~2/4(日)
劇場 : キーノートシアター

■ひとこと
『故郷』
自分たちが当たり前の様に持っているもので、どこか無くならないものだと思っている人も多いと思う。
だが、現実問題として故郷が無くなる。合併する。思い出の場所が無くなることは多く有ると思う。
この作品を見終わった後に、少しでも『故郷』を思い出してくれたらと思います。

■あらすじ
ここは日本の何処かにある、孤島。
島民の殆どが顔馴染みと言える程、人口も少なく、若者も少ない。
電車やタクシーも無い。
病院も無い。
年間の観光客も少ない。

それでもこの島で暮らす人がいる。
暮らさなければならない人が居る。
暮らしたい人が居る。
今では幼馴染みだった者達が、代替わりをしてこの島で暮らしている。
そんなある日、この島にリゾート計画の話が舞い込んで来る。
島民にとってはこれほど嬉しい話はないのだが、リゾート開発する事で島の景観や海が汚れてしまうのではないかと、島民の何名かが反対するのだが…

これは日本の何処かの島で起こる、物語。

■企画制作
coconkukanunity

■作・演出
松井カズユキ

■期間
2018年1月30日(火)〜2月4日(日)

1月
30日(火) *19:00
31日(水)  19:00
2月
1日(木) *14:00 / 19:00
2日(金) *14:00 / 19:00
3日(土)  14:00 / 19:00
4日(日)  12:00 / 17:00

■チケット
料金:前売 3,500円
   当日 4,000円
*印の公演は割引料金3,000円でご案内させていただきます。

※受付開始・開場は開演の30分前より開始とさせていただきます。

■会場
KEYNOTETHEATER(キーノートシアター)
http://keynote-theater.tokyo/access.html

■出演
荒井鉄平
田口裕也
谷澤翼
南雲祐輝(パロマプロモーション)
松尾和樹
安井秀和
山本良太
渡邊秀夫
小宮弘子
鈴木はるか(アスタリスク)
田中里実
三浦真由
吉田紗莉奈

観劇日 : 1/31
 
観劇の感想
 
 
 
二度目ましてのcoconkukanunityさんでした。
過疎の島に生きる若い世代のお話。

離島で閉校する高校の最後の高校生になった幼馴染たちがその後の進路で島を離れた者と残った者に別れ、全員がまた島に戻って来たとき、お話が始まります。

みんなに頼られ、話の中心にいたものの離島に残ったために価値観が変わっていない主人公と、島を離れて新たな価値観を身につけて戻って来た友人たち。

何事もなかった時には分からなかった価値観の相違が、「リゾート開発」によって露わになって。
主人公と同じく島に残った、主人公を慕う女性が主人公に向けた「神様みたいだね」というセリフが耳に残っています。みんなに頼られて愛されていた主人公が、いざ自分がほんとに助けて欲しかった時助けてくれる人はいなくて。

人は変わっていくもので、過ごした環境が違って仕舞えばそれは明確な差になって現れて。

島の未来のために、自分たちの暮らしのために、リゾート開発を受け入れる方が良いという友人たちと、変わらぬ島を守りたい主人公と。

やるせないお話。でも不思議と心が温かくなるお話でした。若い役者さんたちが多かったのですが、前回の「希望の家」に出演されていた方も多く、出演されていた方にも、見ている私にも「ホーム」感があったからなのかな。

田中里実さんは表情がくるくる変わる女の子の役でとても可愛らしかったし、田中さん演じる海ちゃんの気を引こうと奮闘する山本良太さんは希望の家以上に素朴で朗らかで可愛らしかったし、主人公と対峙する谷澤翼さんは前回とは正反対の役なのにそれ以上に熱く、さらに面白さも足されていて良かったなぁ。
前回種村幸さんが担っていた役を今回は三浦真由さんが演じられていたのかな。穏やかで控えめで素敵な女性を演じられていました。

主人公を演じられていた安井秀和さん、今回初めて拝見したのですがふわっと寂しい笑顔をされる方で、役に合ってたというか役作りが素晴らしかったというか。
coconkukanunityさんはキャスティング上手だなぁ…と改めて。
次の作品も楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください